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【ATM-004】

CycheoutsG vs Kokushimusou - Ultimate vs Supreme

10inch record
45rpm 
jacket design : Hujiko Pro
label design : Hujiko Pro

mastering : CycheoutsG
release : 2021.7

track list

SIDE A
1 : Ultimate vs Supreme - CycheoutsG
2 : Daemon - Kokushimusou

SIDE B

1 : Boss - Kokushimusou
2 : Rabbit Horse - CycheoutsG

Ultimate vs Supreme - CycheoutsG vs Kokushimusou
00:00 / 00:00

recommend

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梅ヶ谷雄太 (Murder Channel)

サイケアウツGと国士無双のスプリットがレコードで出る。これは我々の世代にとっては事件じゃないでしょうか。
Guchon氏と藤子名人氏による国士無双はサイケアウツを筆頭とする国産サンプリングミュージックの流れを継承し、そこに海外のダンスミュージックの要素を交えながらアップデートし続けている稀な存在であると思います。
そんな国士無双がサイケアウツGとスプリットを出すというのはドラマティック過ぎる展開です。
膨大なライブラリーと知識を元にプロダクション面における悪の無い腹黒さを武器とする国士無双、それに対して構えるでもなく避けるでもなく、ただそこにずっしりと立っているようなサイケアウツG。
だけれども、彼等の曲を順番に聴いていくと両者には深い繋がりがあり、作品の中で独特なコミュニケーションが成立しているように思えます。
収録されている4曲を聴いていたらROMZとmerry works、関東と関西、ネットレーベルとレコードショップ、この数十年の間に起きた様々な変化が走馬灯のように駆け巡り、感慨深いものがありました。
サイケアウツGと国士無双のスプリットがレコードで出されるというのは、そういった時代背景を見て来た自分としてはグッとくるものがあります。
きっと、こんな自分語りをしたくなる人はそれぞれの世代に居るはずで、それはサイケアウツGと国士無双がみんなにとっても特別な存在であるからでしょう。

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KA4U (MIDI_sai)

ヴァーチャとナードのウィルスが変異し続けて20年以上経ち、Keith Flint is (not dead)と叫び散らかす症状は長年に渡り人々をエクスタシーの極地へと曲がらせた。
そして2021年遂にサイケアウツGと国士無双が共同開発に成功したこのパラレルなスプリット10インチは、サンプリングの解放と日本独自のレイヴミュージックの多様化を加速させ、針を落とした瞬間に我々の愛するノーボーダーなフロアはサイケ無双状態へと変異する。


 

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DieTRAX (全日本レコード / Murder Channel)

90年代から続くバーチャコアの雄CycheoutsGと、その意思を受け継ぐ新世紀の全方位型レイヴユニット国士無双のありそうでなかったスプリット!
この話を聞いた時にすぐさま思ったのは、新旧アーメン対決?ネタものレイヴオンパレード?
わくわくとほんの少しの嫉妬心を抱き、お先に聞かせていただきました!
するとどうでしょう!
そこにあったのは独自の路線を貫いた本気で己の道を探求する姿。
おそらくこの対決、お互い牽制しつつも、死闘の先に行き着いたのは、己を信じるものにしか辿り着けない極楽浄土!対決など無意味!そう聞こえてきます。
ともかく両者のファンは信じて損無し。マストバイオアダイ!
そもそも往年のサイケアウツリスペクトを感じさせるジャケは、藤子名人が自ら手がけてることからして大正解なのですから。

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100mado (Back To Chill)

 

サイケアウツGと国士無双という文字列の並びだけでもバケツご飯3杯はイケるのに、収録された酸欠チューンに冷静を取り戻してまずは全裸。
現代版ジャンプアップ~アーリーレイヴ~鼻からイリーガルなスマイルマナーを踏襲した鬼のように研ぎ澄まされた音像は、老害のうなじを切り刻むリヴァイ・アッカーマン・サウンドで仁王立ち。
部屋に籠もって読書し過ぎ&ゲームし過ぎて股間が蒸し果てた先の清々しい狂乱の為に生きてるかのような...。
ギャルのハンドバックを引きちぎってお正月の燃えたぎるどんど焼きに投げ込むようなサンプリング...。
世界線の異なるラスボス...。
飛び交うショットグラスの沸点...。
というわけで、最高のリリースです。
カッコよ過ぎて嫉妬からの憤怒の力で俺のお布団ビリビリに破きました!!!!

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マスター航太 (siesta8bit)

 

宇宙世紀2021年、人々は子を産み、育て、そしてソリッド&ニヒルなサンプリングソースと高純度のブレイクスを求め続けた。
人々はその黒光りするマッシブネスを秘めた円盤を手に、自らの行為に恐怖した。
君は生き延びることができるか…!

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イアン (ALLKORE / STEREO RECORDS)

サイケアウツG vs 国士無双!
なんて夢のような一枚!
サイケアウツ好きの自分としては、今回の新曲はスタイルが少し変わっているが間違いなくサイケアウツの曲だと感じる。
25年以上ずっと進化し続けていてすごい!
サイケアウツより後の世代である国士無双の曲は、藤子名人とぐちょんのそれぞれの個性がよく感じられる。
特に「Boss」は最高にアガるKILLER WEAPONだ!
このリリースはサイケアウツGのディープなサウンドと国士無双の高いバイブズのトラックが上手く調和している。
こんなにヤバいレコードをリリースするなんてATM RECは最高!

CycheoutsG vs Kokushimusou!

What a pairing!
As a longtime Cycheouts aficionado, their new tracks on this split immediately stood out as another small but distinctive shift in their ever-evolving style. 
Their constant evolution over the past 25+ years never ceases to impress.
Guchon and Hujiko Pro's individual talents really shine through in Kokushimusou's offerings - "Boss" in particular is a killer weapon that really fires things up!
CycheoutsG's deeper sound bookends Kokushimusou's party vibes perfectly in another homerun from ATM REC.

 

disc review by Gonbuto

サイケアウツGと国士無双のスプリットEPが聞ける日がいつか来ると、長年妄想にも近い感じで考えてましたが遂に来てしまいました。
両者とも大胆不敵なサンプリング使いであるもののサイケアウツGは引き算、国士無双は足し算。
スタイルの違いは感じるけど、アーメンブレイクは最高という事を教えてくれました。
1曲1曲ディスクレビューしようと思ったけど手癖が悪くてどうしてもサンプリング元を書いちゃうので、今回は自分で針を落とし(再生ボタンを押し)て体感してくれ。
時にはshazamとwhosampledに頼らない事も大事。
ジャケとレーベルデザインは国士無双の藤子名人、マスタリングはサイケアウツGと頭からケツまで完全に両者の"スピリット"盤。
A面1曲目のサイケアウツGの曲の最後のサンプリング、これが今回のEPを象徴するに相応しいものだと思います。

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